【2025年版】注文住宅で古く見える設備5選!昭和っぽくならない最新の家づくりポイント

「せっかく新築を建てたのに、なんだか昔っぽく感じる…」という後悔をしないために大切なのが、設備選びと色のバランスです。
トレンドを意識して選んだつもりでも、気づかぬうちに昭和の名残を感じさせる設備を採用してしまうケースがあります。
この記事では2025年の家づくりトレンドをもとに、注文住宅で古く見える設備 の実例と対策を5つ紹介します。
長く愛せる住まいづくりのヒントをお届けいたしますので、注文住宅を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
なぜ新築の注文住宅でも「古く見える家」になってしまうのか?

せっかく注文住宅で新築を建てたのに、「思っていたより古く見える」「どこか昭和っぽい雰囲気がする」という違和感を覚える方は少なくありません。
原因の多くは、設備や色選びのズレにあります。
最新の住宅でも昔ながらの定番設備をそのまま採用すると、デザインや質感がトレンドから外れ、結果的に時代遅れな印象を与えてしまうためです。
ここでは、2025年の家づくりを考えるうえで知っておきたい「新築なのに古く見えてしまう理由」を3つの視点から解説します。
昭和っぽく見える原因は「設備と色の組み合わせ」にあり
「昭和っぽい家」と聞くと懐かしい温もりを感じる一方で、野暮ったさや重たさにつながる場合があります。
主な要因は、「設備の形」と「内装の色味」です。
たとえば、ライトオークのドアや艶のある銀色の水栓、タンク付きトイレや吊り戸棚といった設備は、かつては標準仕様として定着していました。
しかし今は、マットでシンプルな素材や色の統一感が求められる時代です。
一部に昔ながらのデザインが入るだけで、空間全体の印象が一気に古びて見えてしまう場合があります。
2025年の住宅トレンド|今っぽい家をつくる設備選びのコツ
ここ数年で、住宅デザインのトレンドは驚くほど早く変化しています。
SNSや住宅展示場を通して最新デザインが広まり、「どんな家が今っぽいか」が明確になったため、わずかな違いでも古さが際立つようになりました。
とくにキッチンやトイレなどの設備まわりの質感やラインの繊細さは、家全体の印象を大きく左右します。
見た目のスタイリッシュさだけでなく、掃除のしやすさやメンテナンス性も含めて選ぶのが暮らしやすさを両立するポイントです。
流行に流される必要はないものの、「時代の標準」を理解しておくと長く愛せる家づくりにつながります。
高性能住宅×コストバランス|時代遅れに見せないためのポイント
2025年の家づくりでは、「デザイン」だけでなく「性能」と「コストバランス」の両立が求められます。
断熱性や気密性が高まった現代の注文住宅では、かつて必要だった設備が不要になるケースも増えました。
たとえば勝手口や吊り戸棚などは、生活スタイルや動線を工夫することで省ける場合があります。
設備を減らすコスト削減にもつながり、よりシンプルでモダンな住まいが実現可能です。
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2025年・注文住宅で古く見える設備5選

新築なのに古く見えると感じてしまう家には、共通する特徴があります。
それは、かつて主流だった設備を何となく採用しているという点です。
住宅トレンドは年々変化しており、2025年の注文住宅では、デザイン性・機能性・コストのバランスを意識した選択が重要となります。
ここでは、株式会社CFLの施工経験から見えてきた「今、選ぶと古く見えやすい住宅設備」を5つご紹介します。
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第5位|ライトオーク色のドアは「古臭く見える」代表例
1980〜90年代に人気を集めたライトオーク色の建具は、温かみのある高級感を演出できる色味でした。
ところが現在では、空間を重たく、古い印象に見せやすい点がデメリットとなっています。
とくに、床・壁・建具の色味がバラバラだと統一感を欠き、昭和の住宅のような雰囲気に見えてしまいます。
2025年のトレンドは、チャコールグレー・グレージュ・ホワイトオーク系のようなツヤを抑えた落ち着いた色味です。
空間全体に統一感をもたせる、洗練された印象が生まれます。
また、日差しが強い地域では、明るすぎる木目よりもやや落ち着いた色合いを選ぶと、経年による色あせも目立ちにくくおすすめです。
第4位|勝手口は昔ながらの設計に見える原因に
最近は、ライフスタイルの変化により、勝手口を設けないご家庭が増えています。
室内干しや乾燥機の普及、ゴミ出し・買い物動線の見直しによって、勝手口を使う機会は大幅に減少しました。
さらに、気密性の低下や防犯面のリスクといった課題もあり、現在では慎重な判断が求められる設備といえます。
代わりに人気なのが、玄関から直接キッチンへ行ける動線設計や、ランドリールーム+室内干しスペースの組み合わせです。
これらを取り入れると、勝手口を設けなくてもスムーズで快適な生活動線が実現します。
不要な開口部をなくすことで、建物の気密性が高まり、光熱費の抑制にもつながります。
第3位|ピカピカの銀色水栓は昭和っぽく見える?
キッチンや洗面で定番の銀色の蛇口は清潔感のある印象で長年愛されてきましたが、現在では古く見える典型例とされるケースも少なくありません。
住宅デザイン素材のトレンドが、マット調へ移行しているためです。
キッチン天板や収納扉が艶を抑えたマット素材が主流となっている空間では、ピカピカの銀色が入ると浮いて見え、全体の調和を損ねてしまいます。
最近では、マットブラックやステンレス調、グレージュなど、落ち着いた質感の水栓が人気を集めています。
選ぶ際は、ショールームで実物を見て、照明のトーンや周囲のインテリアとのバランスを確認しておくのがおすすめです。
水栓ひとつでも、空間全体の印象を大きく左右する重要なポイントになります。
第2位|タンク付きトイレよりもタンクレスが今の標準
タンク付きトイレは機能的なものの、デザイン面・掃除のしやすさの観点から、近年は敬遠される傾向にあります。
タンクレスモデルはフラットな形状でお手入れがラクなうえ、見た目もすっきりとした印象に仕上がります。
ただし、水圧が弱い地域や2階部分のトイレでは、水流が安定しにくい場合もあります。
大阪・奈良エリアのように地形や配管条件が多様な地域では、必ずしもタンクレスが最適とは限りません。
デザイン性に加え、地域の気候や水圧条件まで考慮して最適な水まわり設計を提案してくれる工務店を選びましょう。
第1位|吊り戸棚をなくして今っぽいキッチンをつくる
昭和から平成初期にかけて、「キッチン収納=吊り戸棚」という時代がありました。
収納力はあるものの、空間を圧迫して見せるのが最大の欠点です。
開放感を重視するオープンキッチンや対面キッチンが主流となっている今では、吊り戸棚があるだけで開放感が半減してしまいます。
現在は、パントリーや背面収納で収納スペースを確保するスタイルが一般的です。
見た目の圧迫感を抑えつつ、空間をすっきりと整えられます。
収納を手の届く高さに設けると、家族全員が無理なく使え、キッチンでの動きもスムーズになります。
「収納力」と「デザイン性」を両立させるなら、吊り戸棚を思い切ってなくすのも、2025年のスタイリッシュな住まいづくりのポイントです。
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古く見せない家づくりの3つのポイント|今っぽい注文住宅をつくるコツ

「最新の家を建てたのに、なんとなく古く見える」という後悔を防ぐには、見た目だけでなく、選び方の軸を整えることが大切です。
注文住宅では設備や素材の選択肢が豊富な一方で、組み合わせや使い方によって印象が大きく変わります。
ここでは、株式会社CFLが提案する住まいを古く見せないための3つの工夫ポイントを解説します。]
1: 配色と素材を統一して時代遅れに見せない家に
家の印象を決めるのは、壁紙や床、建具といった空間のベースとなる部分です。
これらをバラバラに選んでしまうと、せっかくの新築でも雑多な印象になりやすく、古く見える家になってしまうケースもあります。
まずは、「グレー×ナチュラル」や「ホワイト×チャコールグレー」など、住まい全体のトーンを決めておくことが大切です。
床や建具の質感をマットでそろえることで、光の反射がやわらぎ、空間全体に落ち着きが生まれます。
とくに日差しの強い地域では、明るすぎる素材よりもやや落ち着いた色合いを選ぶと陰影のある上品な雰囲気を演出できます。
時を重ねるほどに素材の味わいが増し、長く心地よく暮らせる住まいとなるでしょう。
2:生活動線から「本当に使う設備」を考える
「便利そうだから」という理由だけで設備を増やすと、スペースが狭くなり、掃除やメンテナンスの負担が増える原因です。
これからの家づくりでは、「今の暮らしに本当に必要か」を見極める視点が求められます。
たとえば勝手口や吊り戸棚のような当たり前だった設備も、生活スタイルの変化で不要になるケースが増えています。
設備をひとつ減らすだけで、コストに余裕が生まれ、動線もシンプルになるのも重要なポイントです。
家事の流れがスムーズになり、毎日の暮らしにゆとりが生まれます。
3: 高性能住宅のメリットを活かし、コスパよく長く暮らす
最近の住宅は、断熱性・気密性・耐震性が格段に進化しています。
そのため、昔の設備に頼らなくても快適に暮らせるようになりました。
勝手口をなくしても室内環境を保てたり、タンクレストイレを採用しても水圧の心配がないように改良が進んでいます。
家づくりでは、「見た目」や「流行」だけでなく、性能を活かしながらコストを最適化する視点が欠かせません。
建築時の費用だけでなく、光熱費やメンテナンスといった日々の負担まで見通しておくことが、長く心地よく暮らせる家づくりにつながります。
大阪・奈良エリアでの設備選びの注意点

家づくりにおいて、最適な設備は地域によっても異なります。
とくに大阪・奈良エリアは、夏は高温多湿、冬は冷え込みが厳しい地域です。
そのため、気候特性や土地の環境に合わせた住まいの設計が欠かせません。
関西の気候や地域特性を考慮した設備選びのポイントと、株式会社CFLならではの地域密着型サポートについて解説します。
関西の高温多湿な気候に合わせた快適な家づくりのポイント
大阪・奈良の夏は、高温多湿で湿気がこもりやすく、冬は底冷えしやすい内陸型の気候が特徴です。
そのため、昔のように「通気のために勝手口を設ける」「外干しを前提にする」といった設計は、必ずしも快適な住まいにはつながりません。
近年は、断熱・気密性能の高い住宅が主流となり、外気を取り込むよりも「空気をコントロールする家」が求められています。
たとえば、以下のような工夫がおすすめです。
- 室内干しスペースやランドリールームを設ける
- 西日対策として遮熱ガラスや庇(ひさし)を採用する
- 窓の配置や開口部を最小限にして断熱性を高める
株式会社CFLでは、一年を通して快適に過ごせるよう、夏は涼しく、冬は暖かい住環境を実現する高性能設計をご提案しています。
補助金制度や自治体支援も賢く活用する
大阪府・奈良県では、住宅性能や省エネ対策に関する補助金制度が整っています。
太陽光発電・断熱改修・省エネ設備の導入に対して自治体独自の支援を受けられるケースもあります。
これらの制度をうまく活用すれば、設備グレードを上げながらコストを抑えることが可能です。
ただし、制度は年度によって変更されるため、最新情報の確認が必要となります。
株式会社CFLでは、補助金申請のサポートやご予算に合わせた最適な設備プランのご提案も行っています。
「性能を高めたいけれど、費用が心配」という方も安心してご相談ください。
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株式会社CFLの地域密着型サポートで安心の家づくり
株式会社CFLは、大阪・奈良エリアに根ざし、気候や土地の特性、ライフスタイルを熟知した家づくりを行っています。
地域を知るからこそできる、細やかな提案が私たちの強みです。
たとえば、以下のように設計段階からきめ細かく対応しています。
- 夏の日射角度を考慮した窓配置
- 湿気や風向きを踏まえた通風計画
- 地域特性に応じた構造・断熱仕様
また、建てた後も定期点検やメンテナンスを通じて、長く快適に暮らせるサポート体制を整えています。
地元での実績と信頼を活かし、お客様一人ひとりに最適な「失敗しない設備選び」をお手伝いします。
まとめ|10年先も古く見えない家を建てるために
住宅設備のトレンドは、年々変化しています。
今回ご紹介した 2025年の注文住宅で古く見える設備5選は、いずれも昔は当たり前だった定番の設備です。
どれも便利で親しまれてきた設備ですが、暮らし方や住宅性能が進化した今の時代では、そのまま採用すると古い印象を与えてしまう場合があります。
家づくりで本当に大切なのは、選ばない勇気を持ち、自分たちらしい暮らしに必要なものを丁寧に選ぶ姿勢です。
株式会社CFLは皆さまの理想の住まいづくりを全力でサポートいたしますので、設備選びで迷っている方はぜひお気軽にご相談ください。