【注文住宅】「とりあえず」で作って大後悔!意外と使わなくなりやすい設備TOP3と無駄なオプション

「一生に一度のマイホームだから、あんな設備もこんなオプションもつけたい!」
注文住宅の打ち合わせが始まると、夢が膨らみ、ついつい様々な設備を追加してしまいがちです。
しかし、同時に「予算をオーバーしてしまったらどうしよう…」という不安もつきまといます。
実は、新築時に「便利そうだから」「実家にもあったから普通はつけるものだろう」という理由で採用した設備が、住み始めてから全く使われず、「ただの荷物置き場」や「掃除の手間を増やすだけの場所」になってしまう悲劇が多発しているのをご存知でしょうか。
本記事では、数多くの家づくりに携わってきたプロの視点から、「注文住宅で本当に使わなくなる設備」をランキング形式で暴露し、後悔しないための引き算の家づくりの考え方を伝授します。
これから家づくりを始める方は、ぜひ予算削減と快適な暮らしの両立に役立ててください。

注文住宅で意外と使わなくなりやすい設備TOP3
まずは、昔の家づくりではあって当たり前とされていたものの、現代のライフスタイルでは使わなくなりやすい設備のTOP3をご紹介します。
第3位:勝手口

「キッチンの横からサッとゴミ出しができたり、庭への出入りに便利そう!」と思って設置されることが多い勝手口ですが、実は暮らし始めてから「ほとんど使っていない…」という声が少なくない設備です。
勝手口を1箇所作ると、ドア本体の費用がかかるだけでなく、外に降りるための外部の土間工事なども必要になり、結構な追加費用がかかってしまいます。
さらに、壁と比べるとドアは断熱性がグッと下がるため、冬の冷気がキッチンに侵入する大きな原因にもなります。
また、鍵が増えることで泥棒に狙われる防犯上のリスクや、定期的なメンテナンスの手間も増えてしまいます。
「勝手口からゴミ出しをした方が圧倒的に便利」といった明確な理由がない場合は、本当に必要なのか慎重に検討しましょう。
第2位:バルコニー

「洗濯物は太陽の光に当てて外干しするのが一番!」と、バルコニーがあるのを当たり前のように考えていませんか?
実は現在は、花粉やPM2.5対策、そして共働き世帯の家事効率向上のために、バルコニーを作らず、ランドリールームでの室内干しや乾燥機を活用するご家庭が増えてきています。
その結果、高いお金をかけて作ったバルコニーが、完全に使われない無駄なスペースになるケースが急増しているんです。
バルコニーを作ると、建築費が数十万円上がるだけでなく、枯れ葉や砂ぼこりが溜まって排水口を詰まらせる恐れがあるため、定期的な掃除の手間が発生します。
さらに、10年〜15年ごとに数十万円単位のお金がかかる防水メンテナンスまで考えなくてはなりません。
具体的な目的がないなら、思い切って無くすことで大きなコストカットと手間の削減につながります。
第1位:和室

「来客が泊まる時や、子供のお昼寝スペース・遊び場として、とりあえず作っておこう」と採用されやすいのが和室です。
しかし、実は自分たちのライフスタイルに合っていないと、結局使われずに物置や荷物置き場になってしまう危険性が非常に高いんです。
和室は、フローリングの洋室よりも施工費用がかかるケースが多く、住んでからも畳の表替えや障子の張り替えなど、定期的なメンテナンス費用が必要になります。
「なんとなく好きだから」「実家にあったから」で作るのではなく、将来誰がどう使うかまで具体的に考えて計画することが大切です。
もし作るなら、小上がりにして下部を収納にするなどの工夫をすると、使い勝手が向上してオススメです。
プロが警告!さらに「無駄になりやすい」オプション設備4選
ここからは、良かれと思って追加したのにお金を無駄にしてしまう可能性が高いオプション設備を4つ厳選してご紹介します。
①ロフト

部屋と屋根の間の空間を使ったロフトは、収納や子供の遊び場、ワークスペースとして人気です。
しかし、夏は暑い空気が上へあがっていくため、ロフトには熱がこもりがちになります。
ワークスペースのように長く過ごす場所として使う場合は注意が必要です。
また、天井の高さが1.4m以下だと中腰で歩くことになり腰に負担がかかりますし、ハシゴでの上り下りが必要な場合は、歳を取ると使わなくなる可能性が高い空間です。
②親子ドアの玄関

普段開け閉めする大きな親扉の隣に、小さな子扉が付いた玄関ドアのことです。
「引っ越しの時に大きな家具や家電を運び込みやすい」という理由で選ばれますが、実は日本製の家具や家電は、片開きドアの幅を考慮した大きさで作られており、親子ドアじゃないと入らないということはありません。
実際、住んでから子扉を一度も開けたことがないという方が非常に多く、片開きドアよりお金がかかる上に、子扉にガラスが付いていると割られて鍵を開けられる防犯上のリスクもあります。
③ビルトインエアコン

天井や壁に埋め込むタイプのエアコンで、本体が見えなくなるため部屋がすっきりします。
しかし、一般的な壁掛けエアコンに比べて本体価格がプラス10万円ほどかかり、工事費も割高です。
さらに故障した時の修理費や、寿命が来て買い換える際の費用も高額になりがちです。
製品の種類も少なく自由に選べないため、最近では住宅用で付けるケースはかなり減っています。
④防犯シャッター

強風で飛んできたものから窓ガラスを守ったり、泥棒の侵入を防ぐ目的でつけられます。
しかし、昼間もシャッターが閉まっていると「留守です」とアピールしているのと同じで、かえってシャッターのない小さな窓や勝手口を狙われて泥棒に入られる危険性があります。
防犯や防災対策なら、2枚のガラスの間に特殊な樹脂フィルムを挟んだ「合わせガラス」にするのがおすすめです。
大きめの窓2〜3箇所にシャッターを付けるのとほぼ同じ金額で、家の全ての窓を合わせガラスにでき、外から留守かどうかもわからないため非常に高い防犯効果が得られます。

後悔しないために!設備選びで失敗を防ぐ3つの鉄則
不要な設備にお金をかけないためには、以下の3つの鉄則を守ることが重要です。
- 「なんとなく」「とりあえず」を禁止する
その設備を「誰が・いつ・どのような目的で」使うのか、具体的な生活シーンをシミュレーションしましょう。目的があいまいな設備は、高確率で使わなくなります。 - 「ランニングコスト」まで計算する
バルコニーの防水メンテナンスや和室の畳の張り替えなど、設備には初期費用だけでなく維持費がかかります。設置前に将来のメンテナンス費用まで見据えて検討しましょう。 - 「引き算」で浮いた予算を基本性能に回す
使わない設備や無駄なオプションを削ることで、数十万〜数百万円の予算が浮くこともあります。その予算を、足元が冷えなくなる高性能な断熱材や、家全体を冷暖房できる全館空調など、日々の快適さに直結する部分へ投資するのが賢い家づくりです。
まとめ:引き算の家づくりで快適なマイホームを
注文住宅の設備は、生活を豊かにし、暮らしを便利にするためのものです。
しかし、自分たちのライフスタイルに合わない設備は、むしろ掃除の手間を増やし、生活の質を下げる原因になってしまいます。
世間の「当たり前」を一度疑い、賢い引き算を行うことで、本当に必要なものだけが揃った無駄のない快適なマイホームを作り上げましょう!
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